証券会社って何するところ?

株の売買での証券会社の役割

株を買ったことがない人の中には、「証券会社って存在は知っているけど、何をするところか知らない」という方も多いです。

ざっくり言うと、株の売買を行ううえで証券会社は、投資家と証券取引所の中継役と言ったところです。

株の売買は証券取引所で行われていますが、だからと言って証券取引所に直接注文を出すことはできません。

個人投資家が株の売買注文を行う場合、まず証券会社に注文を出し、注文を受けた証券会社は証券取引所へ注文を取り次ぎます。

通常、株の売買はこの手順で行う必要があるため、株式投資は証券会社の口座開設がなければ行えません。

つまり、個人投資家が株を売買するにあたり、証券会社はなくてはならない存在なのです。

証券会社の口座は3種類

 給料から様々な税金が引かれるように、株式投資で利益が出た場合も課税されます。

会社に勤めていれば確定申告など支払う税金の計算も勝手に済ませてくれますが、

株式投資では開設する口座によって税金の計算まで証券会社がやってくれるものと、自分でやるものに分かれます。

 選ぶ口座によっては思うように利益を生み出せなかったり、面倒な税金の計算や手続きを自分で行う必要が出てきます。

 口座の種類は大きく分けて3種類あるので自分の投資スタイルや性格に合わせた口座を選んでください。

一般口座

株の売買で発生した損失や利益を全て自分で計算し、確定申告も自分で行います。

  株だけでなく税金の知識も必要となり、様々な手続きを自分の力で行わなければならないので、株式投資の初心者にはハードルの高い口座です。

特定口座(源泉徴収なし)

 証券会社が株の売買にかかる税金の計算を担当し、年間取引報告書の作成まではお願いできますが、確定申告は自分で行わなければならないスタイルです。

 自営業などで確定申告に慣れた人や、確定申告を勉強したことにある人にお勧めできる口座です。

特定口座(源泉徴収あり)

売買で発生する税金の計算、確定申告など全ての手続きは証券会社が担当してくれる口座です。

 忙しい人や手間をかけたくない人には最適な口座ですが、少額の取引であっても利益の20%は税金として毎回引かれます。

一般口座や源泉徴収なしの特定口座は自分で確定申告するので面倒ですが、

 年収2000万円以下の出資者で投資利益が20万円以下の場合に限り確定申告をしなくて良いメリットがあります。

 投資利益が20万円以下ならば税金が免除されるのです。

 少額投資しかしないと決めている人は、毎回の取引で税金を引かれてしまうと利益が少なくなるので、源泉徴収なしの特定口座を選ぶ方がお得です。

証券会社に支払う手数料とは?

株を購入するには株の購入代金(株価×購入株数)のほかに、証券会社に支払う手数料が必要です。

この手数料は証券会社によって設定料金が異なるので、証券会社を選ぶときの目安のひとつになります。

手数料を比べるときは「一番安いところはどこか?」というように、ついつい最安値だけを探してしまうものですが、

単純に一回の取引きに対する手数料が一番安いところがお得かと言えばそうとも言えません。

何故なら手数料の最安値というのは「一回の取引額が10万円以下」など、少額取引に対して設定されていることが殆どだからです。

仮に株価500円の株を100株購入するだけなら購入代金は5万円なので、一回の手数料が一番安いところで買えばお得です。

しかし、複数の銘柄の株を買う場合はすべて10万円以下で買えるとは限りません。

購入する銘柄によっては一回の取引きで100万円を超えるものもありますし、購入する銘柄や取引回数が多い場合は一回の取引ごとに手数料を支払うプランより、一日定額制プランを選んだ方がお得な場合もあります。

例えばSBI証券の料金プランを見てみると、株の売買を行うたびに手数料が発生するスタンダードプランと、

一日の取引総額に対して手数料が決まるアクティブプラン(一日定額制)の二通りから選ぶことができます。

このように複数のプランが設定されている場合は、取引の頻度や一日に購入する株の総額を考慮して選べるので無駄がないと言えますね。

証券会社への出入金手数料もチェック

株の売買で発生する手数料については上記のものだけですが、証券会社の口座へ出入金する際には振込手数料が掛かります。

振込手数料については提携ネットバンクなら無料となったり、出入金専用カードを使えば一定額まで無料になるなど、

各証券会社が異なるサービスを行っているので事前にチェックしておきましょう。